【短いゆびきり】著:久我有加/画:奥田七緒
2006年2月20日 BL小説
あと少しだけ、おまえの時間を独占させて。
短いゆびきりは、決して違えない約束のしるし。
かつて一度だけ”短いゆびきり”を交わした八つ年下の幼馴染み・昇と敬祐は十二年ぶりに再会する。
小学生だった昇は、強面の大学生に成長していた。
父は亡くなり母は妹の嫁ぎ先に同行し、気づけば一人になっていた敬祐。
昔のように懐いてくる昇と過ごす時間を何より心地よく感じ始めるが、それは寂しいだけが理由ではなくて……?
『ずっとそばにいさせて』いちばん欲しい約束はあげられない。
代わりのようにささやかな約束を繰り返す、ずるい俺を許して――。
年下攻リトル・エンゲージ・ラブ!!
久我有加さんの新作(新書館・ディアプラス文庫)。
30代目前のリーマン・敬祐と8つ年下で幼馴染みの大学生・昇の話。
登場人物はほぼ関西弁で喋ってます。
ちなみに。
何冊か読んだ久我さんの作品の主人公達も関西弁だったような???
それは久我さん自身が関西在住だからってことらしいです。
関西弁ってだけで萌え度が少なからずアップするのは何故でしょう。
まさしく関西弁マジック。
敬祐より8つも年下でありながら、子供の頃から敬祐ひと筋だった昇。
片や、12年ぶりに再会しても昔のまま自分に懐いてくる昇に
幼馴染み以上の感情を持っている自分に気付いた敬祐。
それなら両想い同士なんだし、めでたしめでたし。
……と思いきや、そう上手くいかないのがBL(笑)
気持ちが通じ合ったからこその不安が敬祐を悩ますわけです。
自分よりうんと年下の昇の将来、昇が離れていくことへの焦燥感を
考えてしまい、自分の保身からどうしても素直になれない。
昇が敬祐に対して真っ直ぐな分、敬祐にとっては昇の気持ちは嬉しいけどツライ。
このぐるぐる感がBLの醍醐味って感じでうるうるモンでした。
とはいえ、敬祐はちょっと気にしすぎだった気がします。
でもその悩みこそがリアルっぽくてヨカッタのかも。
それにしても昇はほんとにイイ子だったな。
子供の頃から親との確執があった割りに素直だし。
悟りきっていて年齢の割りに大人っぽいし。
だから、不の感情とは無縁っぽかった昇が、弟・透の悪さに激昂してくれてひと安心。
昇とは好対照な透のキャラもヨカッタと思う。
最近読んだBL作品の中で一番ヨカッタなー。
自分、結構単純で小説読みながら涙ぐんだりするんだけど、ボロ泣きってのは久々。
あ、でもたぶん他の人が読んだらそこまで泣かない気がします(苦笑)
久我さんの作品は、突拍子のない設定のものはあまりないですね。
日常風景やキャラ同士の会話の描き方も、実に自然な感じで大好きです。
久我さんは、新作が出たら「買いたい」と思っている作家さんの一人です。
もっと気の利いたコメントを書きたいのに、文才が無くて書けません。
そんな自分にモヤっとボール……(凹)
短いゆびきりは、決して違えない約束のしるし。
かつて一度だけ”短いゆびきり”を交わした八つ年下の幼馴染み・昇と敬祐は十二年ぶりに再会する。
小学生だった昇は、強面の大学生に成長していた。
父は亡くなり母は妹の嫁ぎ先に同行し、気づけば一人になっていた敬祐。
昔のように懐いてくる昇と過ごす時間を何より心地よく感じ始めるが、それは寂しいだけが理由ではなくて……?
『ずっとそばにいさせて』いちばん欲しい約束はあげられない。
代わりのようにささやかな約束を繰り返す、ずるい俺を許して――。
年下攻リトル・エンゲージ・ラブ!!
久我有加さんの新作(新書館・ディアプラス文庫)。
30代目前のリーマン・敬祐と8つ年下で幼馴染みの大学生・昇の話。
登場人物はほぼ関西弁で喋ってます。
ちなみに。
何冊か読んだ久我さんの作品の主人公達も関西弁だったような???
それは久我さん自身が関西在住だからってことらしいです。
関西弁ってだけで萌え度が少なからずアップするのは何故でしょう。
まさしく関西弁マジック。
敬祐より8つも年下でありながら、子供の頃から敬祐ひと筋だった昇。
片や、12年ぶりに再会しても昔のまま自分に懐いてくる昇に
幼馴染み以上の感情を持っている自分に気付いた敬祐。
それなら両想い同士なんだし、めでたしめでたし。
……と思いきや、そう上手くいかないのがBL(笑)
気持ちが通じ合ったからこその不安が敬祐を悩ますわけです。
自分よりうんと年下の昇の将来、昇が離れていくことへの焦燥感を
考えてしまい、自分の保身からどうしても素直になれない。
昇が敬祐に対して真っ直ぐな分、敬祐にとっては昇の気持ちは嬉しいけどツライ。
このぐるぐる感がBLの醍醐味って感じでうるうるモンでした。
とはいえ、敬祐はちょっと気にしすぎだった気がします。
でもその悩みこそがリアルっぽくてヨカッタのかも。
それにしても昇はほんとにイイ子だったな。
子供の頃から親との確執があった割りに素直だし。
悟りきっていて年齢の割りに大人っぽいし。
だから、不の感情とは無縁っぽかった昇が、弟・透の悪さに激昂してくれてひと安心。
昇とは好対照な透のキャラもヨカッタと思う。
最近読んだBL作品の中で一番ヨカッタなー。
自分、結構単純で小説読みながら涙ぐんだりするんだけど、ボロ泣きってのは久々。
あ、でもたぶん他の人が読んだらそこまで泣かない気がします(苦笑)
久我さんの作品は、突拍子のない設定のものはあまりないですね。
日常風景やキャラ同士の会話の描き方も、実に自然な感じで大好きです。
久我さんは、新作が出たら「買いたい」と思っている作家さんの一人です。
もっと気の利いたコメントを書きたいのに、文才が無くて書けません。
そんな自分にモヤっとボール……(凹)
コメント