黒澤 遥(小西 克幸)×久保佳人(置鮎龍太郎)、
東原辰雄(小杉十郎太)、執行貴史(野島 裕史)、

境 道夫(保村  真)、坊主頭(船木 真人)、
兄貴分(鈴木 琢磨)、小男(近藤 孝行)他

ストーリー:★★★★  エッチ度:★★★★

あなたでないと、だめなんです――
不器用ながらもお互いを想いあう遥と佳人。
だが、いまだに同じ部屋で寝たいと言い出せずにいる。
そんなある日、遥が何者かに拉致された。遥を助けるため、佳人は前に囲われていたやくざの親分のもとへ行くが……。
再び2人がひそやかな想いを確かめあえる日はくるのか――。
川口組の若頭・東原×優秀な弁護士・貴史の番外編「一途な夜」も収録!(ムービックのサイト内より)


遠野春日さん原作の同名小説をドラマCD化し、昨年9月に発売されたもの。
原作はシリーズ化&完結(計4作)してます。
この『情熱のゆくえ』はシリーズ2作目。
ちなみにアタクシ、前作『ひそやかな情熱』は未聴です(苦笑)
でも原作小説1&2作目は読んでいるので、ストーリー展開に関しては無問題。

前作で想いを通じ合ったはずなのに、相手に対して今一歩踏み込めずにいる二人。
ひかえめながらもしっかりと遥を想う佳人と、無口だけど佳人に対する想いは強い遥。
二人ともなかなか口には出してないけど、通じ合ってるんだなぁってことが、お互いのモノローグで聴いて取れます。
ただ、今回二人に訪れた試練とも云える、遥の拉致事件が意外にあっさりとカタがついてしまうのが物足りない。
二人の想いが一層深まるきっかけになった事件なだけに、もう少し危機感のあるエピソードが欲しかったかも……。
犯人グループの稚拙さが勿体無いというか(苦笑)

キャストの二人は文句ないです。さすが!!!ってやつです。
遥を演じるコニタンは、低音で威圧感のある喋り。
今回はモノローグが多めですかね。
呻き声とかイイですよ(S発言)
一方、佳人を演じるおっきーはちょっと高めの声。
気弱だったり、たしなめたり、甘えたりといろんな感情をきっちり表現。
Hシーンでは相変わらずステキな喘ぎを聞かせてくれてます。

と、まぁ、メインの二人に関してはこのくらいにしておきまして。

前から「聴きたい」と思いながらも、何故だかスルーしていた作品。
それを今ようやくゲットした理由は、執行(しぎょう)役のノジ兄ィの声が聴きたかったから

ノジ兄ィが演じる執行は、小杉サン演じる東原のお抱え弁護士。
東原に対する想いが一方通行であることを気にしつつ、求められるがままにカラダの関係を持っている、という役どころ。
この作品では、拉致された遥を救おうとする佳人のサポート的役目として登場。
どんなときも冷静沈着、用意周到、指示も的確とかなり使える男(笑)
しかも脇キャラなのに、メインと同等のセリフ量。
そういう点では、満足度高いかも(苦笑)

しいて云うなら、Hシーンをもっと聴かせて欲しかったなー。
小杉サンが「気持ちよくなりすぎ」でNGくらったほどのシロモノですもの(笑)
しかも、ノジ兄ィの喘ぎもかなりヨカッタんですよ、これがまた!!!
いや、ただ単にエロを求めてるわけぢゃないですよ???(信憑性ゼロ以下)
番外編「一途な夜」の東原×執行の話に、うっかり萌えてしまったもんでね。
なのにドラマCDでは(Hシーン以外も)ギュギュっと短縮されてたのが、ちょっと残念……。

最後にもう一つ。
Hシーンで流れるBGMの、音程のズレ(転調???)が気になって仕方がなかった……。
そういう曲なんだろうと思うけど、個人的にはすごく微妙。

ノジ兄ィの声を堪能するためにゲットしたアタシには大変満足な作品でした。

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