大学生になった未樹と、司法書士の浅海が出会って1年半。
受験から解放された未樹は、週末ごとに浅海の部屋を訪れる。
甘く情熱的な彼との行為に、翻弄され溺れていく未樹。
本当は朝までいたいのに、家族を気遣う浅海の配慮が、未樹は少し不満で…。
そんなある週末、日帰りのドライブを楽しんだ二人は、別れ際の抱擁を母親に見られてしまい!?
ピュアハート・ラブ感動の続編。


『そして恋がはじまる』の続編。
想いを通じ合わせた浅海と未樹のその後の話。

未樹の両親の前でも変わらず真摯で誠実な対応を見せる浅海。
両親から浅海との交際に反対され、押し沈めてた感情を初めて爆発させる未樹。
そんな未樹にとまどう両親、フォローするまなか。

前半は甘甘な分、親に関係を知られてしまってから以降の話がすごく重く感じます。
未樹・浅海を始め周囲の人達の気持ちがイタイほどです。
何度読み返しても胸が締め付けられて、涙が止まらなくなります。

BLって現実離れしたところの話で、読み手側もそれを承知して世界に浸ってるわけですが、この話は妙にリアリティがある所為か、登場人物の感情の揺れに説得力があります。
別に全てにおいてそういうことを求めるわけぢゃないけど、そういうところまでしっかり書いてある作品ってめずらしいなぁと。

大好きな作品なので、この二人にはシアワセでいて欲しいです、ほんと。
誰も傷つけずにシアワセになるのは難しいだろうけど…。
未樹同様、二人が「いつか青空の下で」手をつなげることを願ってたいです♪

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