2004年ラストの放送で、親の勝手でユージェニーとの婚約が破談になってしまったアルベール。
この二人もいよいよ伯爵の陰謀に巻き込まれていく気配が…。

メダム、ムシュウ、ボンソワ〜。
毒魔の館で眠る少女は 少年たちの穢れなき魂によって、救出されたのでした。
しかし、次の不幸は静かに忍び寄り 突然、私たちの目の前に現れる。
そう、無垢な魂の元に届いた 一通の手紙のように・・・。


【第十二幕 アンコール】

オペラ座でピアノが弾ける喜びを噛みしめながら、ピアノの練習をするユージェニー。
カフェでアルベールをオペラ座に招待したときのことを思い出しながら…。

幸せなときもつかの間。
父であるダングラールにアルベールとの婚約破談を聞かされ、激昂しながら理由を問うユージェニー。
「モルセール家のよからぬ噂を耳にしたから」という父。
「私の人生を株や債権のように扱わないで!!!」と反論するユージェニー。
せっかくイイ感じだったのに、そりゃ怒りたくもなるってもんです。
なぜこんな横暴な父親にユージェニーみたいな娘が生まれたのか…謎だ。

変装(?)し、カドルッスと密会するフェルナン(アル父)
「しかし、おまえがあのモンデゴとはなぁ…偉くなったもんだ」と云うカドルッスの言葉に狼狽するフェルナン。
ところでモンデゴって何?と思ったら、フェルナンの昔の名前らしい。へぇ、そうなのか。
それを云われてあれだけ慌てるんだから、相当ヤヴァイことしたんだろうね。モンデゴ時代に。
口止め代わりに金貨を要求されるフェルナン。終わったな…。

ダングラールに会いに来たカヴァカンに遭遇するユージェニー。
挨拶代わりに言葉を交わし、早々に立ち去ろうとすると、その腕を掴まれる。
「貴女を悲しませるもの…すべてを消し去りたい」
で、でたーっ!必殺・カヴァカンの口説き文句!さすがキザ野郎だ(笑)
握られた手を振りほどき逃げるユージェニー。
カヴァカンは「モルセール家をめぐるゴシップは伯爵のリークによるもの。伯爵の情報に誤りがあるとは思えませんが」と告げる。
「なぜ私にそんなことを?」と問うユージェニーに対してカヴァカンは「ん〜、愛する人の悲しむ姿はたまらない…」だって。
ぐはぁ!そういうことをまだ云うか!!!(笑)
ユージェニーは「やめて!私はあなたに愛される理由がないわ」と云い、立ち去る。
カヴァカンって伯爵の手下みたいなもんだよね?
ってことはヤツはユージェニー担当なのか!?
ユージェニーに近づくんぢゃねぇ〜!(凸)

伯爵をいぶかしむユージェニー。車でどこかへ向かっている。

一方、アルはユージェニーが婚約破談のことをどう思ってるのか気にかけていた。
悩むアルを見てペッポは「本気なのね…失ってみて初めてその大切さに気付くって事、あるよね」と寂しそうにつぶやく。

そしてカヴァカンは着実にダングラールに取り入っていた。
ユージェニーのために用意した「オペラ座」という名誉を持って。
金と名誉に目がないダングラールがそれを無下にするわけもなく、カヴァカンの意のままに堕ちていく。

ユージェニーはカフェでフランツと会っていた。
「アルと別れることを納得しているのか?」と聞かれ「別れるもなにも、まだ何も始まってなかった」と答えるユージェニー。
「家同士が決めたこと」と割り切っている風な彼女の姿に、「なぜそんなに辛そうなんだよ?」と問うフランツ。するどい!
ユージェニーは「何者なの?モンテ・クリスト伯爵って…」と聞く。
「ルナに旅したとき、何があったの?あなた達、あの頃から変わったもの…」とも。
ルナでのことを思い出しながら「確かにな…」と答えるフランツ。
「アルベールは今回のこと、どう思ってるの?何も連絡してこないし…。」
「何か聞いてない?あなた達、親友でしょ?」とユージェニー。
「親友…か」と寂しそうにつぶやくフランツ。
アルベールによって寂しい想いをしてる人がここにも(笑)
このとき、回想で幼少時代のアル&フランツが登場。二人ともカワイイ。
「俺にも今のあいつのことはわからないんだ…」
「アルベールは伯爵に近づくべきぢゃない…」せつないよ、フランツ(泣)
「役に立てなくてごめん。でもほっとしたよ。なんだかんだユージェニーはアルベールを想ってるんだなぁって」
フランツの言葉に顔を赤らめて困惑するユージェニーが可愛い♪
「誤魔化せないさ。誰かを、恋しいと想う気持ちは…」を笑顔のフランツ。
なんてイイヤツなんだ、あんたってばーーーっ!!!
あんただけでも幸せになっておくれよ、フランツ。

「来てる訳ないか…」とよくフランツと密会(笑)していた場所に来てしまったアルベール。
「喧嘩してんだもんな、俺たち」と云い電気を消し、部屋を出る。
ほぼ同時刻にフランツも同じ場所へ来ていた。「いるわけ…ないよな」
なに?これは。恋愛ドラマによくあるようなすれ違いな展開ぢゃん(萌)

そしていよいよユージェニーのオペラ座での演奏会の日。

アルは母・メルセデスと話していた。
「自分の気持ちを大切にね。誤魔化せないもの…自分自身の気持ちだけは」と諭される。
「母さんは自分に正直に生きてきた?」と聞くアル。
母は「ここはパリ。自分次第で何でも手に入る楽園なのかもしれない。でも勇猛な心を失えば、ただ流されていく…」

これにてAパート終了。
残りはこのあとすぐ。

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