『どうしてあの夜、ボクは窓を開けてしまったんだろう?
飢えることも嘆くことも戦いも知らずに済んだのに。』


2013年の理想都市「NO.6」。
エリート居住区にすむ紫苑(シオン)は12歳の誕生日の夜、特別警戒地域から逃走した少年・自称ネズミと出会う。
その瞬間、紫苑の人生はリセットされた。待つのは破滅……!?


というわけで…Hさん&Mさんのレビューに触発されまして。
アタクシもついに『No.6』の世界へ足を踏み入れてしまったというわけです。
そして同じ感想を…。

これってほんとに『児童書』なの!?

対象は小学5、6年生〜中学生らしいんですが。
驚きましたね。現代っ子達はこういうものを読んぢゃうの?って。
大人でも全然大丈夫…ってか面白いからサクサク読めちゃう。
BL小説以外の本、読んだのって久々かも(笑)

紫苑とネズミとの出会い、紫苑と沙布の関係、紫苑の周辺で起きる奇怪な死亡事件、追われる紫苑、ネズミとの再会…。
これらのことが謎として進行していきます。
「No.6」で何の不自由もなくエリート教育を受けてきた紫苑。
「No.6」を外界から見続けてきた謎の少年・ネズミ。
環境も性格も正反対の二人が出会い、動き出すストーリー。
謎の死亡事件も気になるけど、なんといっても「紫苑とネズミ」の関係性ですね、アタシの興味は(笑)
紫苑同様、ネズミに対して質問攻めです。まさに興味津々。
「どこから来た?」、「何者?」、「なぜ紫苑を助ける?」……。
物語後半で紫苑がネズミと再会してからがまた興味をそそるんですよ。
4年前にちょこっと会っただけなのに、再会後は運命共同体にでもなったかのような二人。
でもいつかは敵対してしまうかもしれない二人でもあるわけで。
BL漬けのアタシの頭では、二人の会話や距離感にそれ以上のモノを感じてしまうというか(コラ)
著者の意としてる世界ぢゃなくなってるんだろうな、こんな感想は。
二人のビジュアルと声を脳内変換して読み進めてる所為もあって、萌えまくりです。
もう腐ってますね、アタシ(苦笑)

本の対象年齢時の自分が、この『No.6』を読んだらどんな感想を持っただろう?なんてことを考えてみたり。

あ〜、この先が気になるぅ。週末に2巻探しの旅に出るかな。
ハチが恐ろしい…。

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