●ストーリー●
 何か刺激が欲しい―全てに恵まれ、退屈していた竹垣は、謎めいた雰囲気のイラストレーター・今隅に求められ、モデルとなった。
 しかし、ふいに触れては離れていく彼の意味深な態度に、プライドの高い竹垣は戸惑い、翻弄される。
 そして、今隅に触れられる快感に気づいた時、欲望という名の恋心が溢れ出し…。
 「俺を、感じたでしょう?」獰猛な笑みと甘い囁きに搦め捕われ、深い悦楽に溺れる。
 美しく高潔な男が陥った、スリリングなラブアフェア。【04年9月10日発売】

●登場人物●
 ・竹垣佐保(受):サラリーマン。毎日が退屈だと思い始め、実家を出てマンションで一人暮らしを始める。今隅に興味を抱く。
 ・今隅竜巳(攻):竹垣のマンションの隣人。『黒川水生』という名で活躍する新進気鋭のイラストレーター。

  『黒いサカナ』というタイトルと表紙イラストから受ける神秘的なイメージに惹かれて購入。
 当たり前のものを当たり前の表現ではなく、ちょっと違う表現の仕方をする火崎先生の感性が好きです。
 
 始めは今隅のことをを警戒していた竹垣が彼を受け入れたとき、竹垣にも「黒いサカナ」が…。
 だから「黒いサカナ」って何なのさ!?って感じなんですよ。
 それが何なのかは読んでいけば当然のごとくわかるんですけども。
 竹垣の後輩・松澤の企みを暴いた今隅が仕掛けた罠に堕ちて行く竹垣。
 ちょっとした背徳感を感じさせるHがタマりません。
 なんとなくミステリアスなんだけど、結局のところは甘甘CPのお話です。
 このお話の中で出てくる「お風呂から轟音が…」って経験、アタシもあります。
 かなりビビるんですよね、あの音(苦笑)

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